【読書】現役サッカー選手の視点、考え方を知るのに最適! 『PITCH LEVEL』
ブログを読んで岩政先生に興味を持って書籍購入。
書店では見当たらなかったのでAmazon経由での購入となりました。
PITCH LEVEL: 例えば攻撃がうまくいかないとき改善する方法
- 作者: 岩政大樹
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2017/09/19
- メディア: 単行本
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ブログで書かれている内容ベースのものだったので正直物足りなかったという印象。
後、やたらと自分を卑下するくだりとそれが卑下したものではないという説明が出てきたところがちょっとくどくてしんどかった。
(それで行数を稼いでいるのでは!?と思うレベル)
おもしろい、と思ったのはマリーシアについて書かれていたこの部分。
本来は「正正の旗、堂堂の陣」で「旗の列が整い、士気の盛んな軍隊」を意味する言葉。孫子は正正の旗の敵を迎えること無く、堂堂の陣の敵を撃つこと無きを変を治める者であると説いた。
孫氏の兵法でのくだりらしいですが「正正=しっかりと整備」と組織された敵を受けることなく、「堂堂=式盛んな」とした敵を撃つな、
つまり「正々堂々と戦え」ではなく「正々堂々と戦うな」、という意味だったんですね。
後、これまでなんとなくで使っていたサッカー用語、例えば「ラインの高低」、「流れでの得点・失点」などの説明がなされていて目が覚まされた感があります。サッカーを長くやっていればやっているほど惰性で使っている言葉によって自分の考え、可能性を狭めているという気づきが持たされたという点においてサッカー指導者、経験者にとってはおもしろい本だとお勧めすることができます。